BIKE

バイクのスプロケット

スプロケットとは?

スプロケットは「歯車」のような形をしたパーツで、エンジンの動力を後輪に伝達する役割を果たしている。

エンジンには「ドライブスプロケット(フロント)」が直結している。

後輪には「ドリブンスプロケット(リア)」が付いている。

この2つのスプロケットをチェーンでつなぐことでエンジンの動力を伝え、リアタイヤを回転させるのが基本的な仕組み。

スプロケットの寿命は?

「ドライブスプロケット(フロント)」

一般的に走行距離で10,000km~20,000km程度とされている。

「ドリブンスプロケット(リア)」

リアスプロケットは30,000kmくらいまで持つと言われている。

走行距離はあくまでも目安であり、スプロケットのメンテナンス状況やバイクの使用状況などによって寿命は変わってくる。

スプロケットの交換時期は?

目視で摩耗度合いを確認することが重要です。

  • スプロケットの「谷」の部分がえぐれるように摩耗している。
  • スプロケットの「山」の部分が左右対称でなく、波形のように変形している(片側が多く摩耗している)。
  • スプロケットの「山」の部分がいくつか欠けている。
  • スプロケットの「山」の先端が鋭く尖っている。

スプロケットを交換するときは、チェーンも一緒に交換するのがおすすめ。

   →なぜなら、スプロケットを新品にしてもチェーンが傷んでいたら、新品のスプロケットも劣化が早くなってしまうからです。

スプロケットの「歯数」を変えると?

スプロケットは歯数を変えることで、加速を良くしたり高速の伸びを良くしたりすることができる。

走りを変えたいと考えているのであれば、スプロケットの歯数を変えてみるのも良い。

たとえば、「ドライブスプロケット(フロント)」の歯数を増やすと高速が伸びるようになり、歯数を減らすと加速が良くなります。「ドリブンスプロケット(リア)」はこの逆で、歯数を増やすと加速が良くなり、歯数を減らすと高速が伸びるようになります。

歯数が変わるとスプロケットのサイズも変わるため、現在のチェーンが使えない場合もあります。

歯数ドライブスプロケット(フロント)ドリブンスプロケット(リア)
増やす速度が伸びる加速が悪くなる加速が良くなる速度が伸びなくなる
減らす加速が良くなる速度が伸びなくなる速度が伸びる加速が悪くなる