チェーンの構造
チェーンとは?
- エンジンの出力をホイールに伝える重要なパーツ。
構造は?
- 内プレートと外プレートが交互に並んで、プレート同士がピンでつながれていて、ピンの周りにはブッシュやローラーが巻かれてピンを保護している構造。
- バイクのチェーンには、「シールチェーン」と「ノンシールチェーン」がある。
シールチェーンとは?
- ピンとブッシュの間にグリスが注入されていて、グリスが漏れないようにシールリングで栓がしている構造。
- グリスが注入されていることから、チェーンが摩耗しにくく、耐久性に優れている。
ノンシールチェーン
- グリスが注入されていない。
- 軽さや価格面で優れている。
チェーンサイズ
チェーンの外プレートに記載されている。
チェーンのサイズは、例:「420」のように、3ケタの数字で見分ける。
→例:「420」 4がチェーンピッチ(プレートのピン穴とピン穴の距離)。
20が内リンク幅を表す。
チェーンサイズ | チェーンピッチ | 内リンク幅 |
---|---|---|
420 | 4/8インチ(12.7mm) | 6.35mm |
428 | 4/8インチ(12.7mm) | 7.94mm |
520 | 5/8インチ(15.875mm) | 6.35mm |
525 | 5/8インチ(15.875mm) | 7.93mm |
530 | 5/8インチ(15.875mm) | 9.53mm |
チェーンのリンク数(長さ)
- 「L数」と書かれることもある。
- リンク数の数え方は、「バイクに装着されていない状態」、と「バイクに装着されている状態」での数える2通りがある。
チェーンのメンテナンス
注油
- 汚れが目立つ際は、注油前にチェーンクリーナーで汚れを落とす。→チェーンクリーナーも潤滑油も、シールチェーン用とノンシールチェーン用で分かれているの注意。
- 500kmごとを目安に行う。
- 雨天走行後も注油をおすすめ。
- 注油の際は、潤滑油は塗布しすぎないようにする。
チェーンの張り
- 1,000~2,000km走行ごとに確認。
- チェーンの下側を押して、たるみ量が規定値内か確かめる。→規定値はバイクごとで異なるため、サービスマニュアルなどで確認してください。
- たるみが規定値を超えていた場合は、スイングアームのアジャスターでチェーンを張り直す。
Honda | 取扱説明書/パーツカタログ | 検索ページ | 日本日本のHonda二輪製品の取扱説明書やパーツカタログなどを検索することができます。